コード決済の統一規格「JPQR」ってナニ?13事業者のコード決済に対応できる統一QRコードが4月27日より運用スタート!
どうも天村聡生です。
今回は13事業者のコード決済に対応できるコード決済の統一規格「JPQR」とは何なのか、お話していきます。
2020年4月27日より、経済産業省は、コード決済の時にユーザーが読み取るQRコードの統一規格である「JPQR」というものをスタートさせました。
JPQRに対応した店舗掲示型決済コードの本格運用を始めたということなんです。
これまでだったらコード決済で客側の僕たちが読み取る場合って、だいたい1店舗で1つのQRコードか、多くても2つぐらいだと思うんですよね。
レジ前に3つも4つもQRコードの紙を掲載してたら邪魔だし、面倒だと思うんで、せいぜい1つか2つ。
あとはお店によっては専用のタブレットにわざわざQRコードを表示させて、それを僕たちが読み取るっていうお店もあります。
その場合かなりお店の人もめんどくさそうだし、実際に支払いに時間かかります。
そういう店舗側の負担や利用者の利便性の低下を回避するためにJPQRを作ったっていう背景があるんですね。
で、問題はここからです。
じつはこのJPQR、去年の2019年8月1日に始まってたんです。
今回紹介している4月27日よりスタートしたのは、店舗がレジ横なんかに掲載するこんなタイプの店舗提示型のQRコードです。
で、去年の2019年8月1日からすでにスタートしてたのは利用者提示型のJPQR。
ようは僕たちのスマホでQRコードを提示して、お店のバーコードリーダーで読み取ってもらうパターンです。
それがすでに始められてるみたいなんですが、これだけさんざん僕はスマホ決済の話をしてきたのに、じつは今回はじめてJPQRを知りました。
みなさん、知ってましたか?
4月27日より「店舗提示型」も全国での本格運用を開始したというふうに発表がありました。
ちなみにコード決済を導入する店舗は、13事業者のコード決済に、JPQR準拠の決済用QRコード1つで対応できるようになったということです。
JPQRに対応するのはこれらのコード決済です。
「atone」「au PAY」「UnionPay」「commoney」「J-Coin Pay」「d払い」「メルペイ」「ゆうちょPay」「YOKA! Pay」「LINE Pay」
ちなみにPayPayは2020年7月末、FamiPayは2020年10月、楽天ペイは2020年冬ごろに対応する予定となっています。
楽天ペイをメインに使いつつ、利用できないところはPayPayを使っている僕には、しばらく縁がなさそうです。
このJPQRなんですけど、自宅で光熱費などの請求書の支払いができる仕組みも導入する予定みたいです。
これまでも、一部の請求書発行企業などが発行する請求書ではコード決済サービスを通じた支払いが可能でした。
JPQRの本格運用によって、今後はコード決済による請求書の支払いを「JPQR」の一方式として統一する方向で進めていくみたいです。
今後は自治体などの様々な支払い先に請求書払いを普及させていく予定です。
ちなみに、JPQRの「請求書払い」を提供しているコード決済事業者はこれらになるようです。
「請求書払い」を提供しているコード決済事業者(コード決済サービス)KDDI(au PAY(請求書支払い))
ウェルネット(支払秘書)
ビリングシステム(PayB)
PayPay(PayPay請求書払い)
NTTデータ(モバイルレジ)
LINE Pay(LINE Pay請求書支払い)
楽天銀行(楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払))
今年の夏には、東京電力、関西電力、東京ガス、大阪ガスなどの請求書をJPQR請求書払いできるものにする予定だそうです。
正直、どこまで普及させられる営業力があるか、広げ方はどうするのかは公表されていませんでした。
利用できるお店が増えてくれば、使い分ける手間などがなくなればお店側も客側も両方ありがたいですよね。
群雄割拠するコード決済が、支払い方法が統一されて簡単になるのなら、なんとか広がっていってほしいですよね。
ではまた!