税金や源泉徴収が苦手でも3分でわかるクラウドワークスの確定申告!

- クラウドワークスで稼ぎを得ているけど確定申告のやり方がわからない
- そもそも確定申告とか税金に関する話が苦手
- 簡単に迷うことなく副業の確定申告がしたい
このようにお考えではありませんか?
じつは、この記事で紹介する『確定申告や税金のことで知っておきたい基礎知識』を読むだけで、誰でも簡単に確定申告や税金の知識がつきます。
なぜなら、税金に関することが苦手だった僕でもわかるように、図解を多めにシンプルに解説しているからです。
この記事では、確定申告や税金の基礎知識を紹介して、クラウドワークスでの確定申告のやり方を解説しています。
記事を読み終えると、今後確定申告のやり方で悩むことは一切なく、簡単にクラウドワークスでの確定申告ができます。
Contents
確定申告や税金のことで知っておきたい基礎知識
クラウドワークスでの具体的な確定申告のやり方の前に、知っておきたい税金の基礎知識を解説します。
なぜなら、確定申告になじみがない人にとって、税金に関する用語がわからないと具体的に何をすればいいかピンと来ないからです。
税金とかの話は苦手という人でもわかるように、必要最低限の知識だけにしぼって、ものすごく情報をシンプルにしましたので、まずは基礎知識を理解していきましょう。
所得税とは
所得税とは、所得にかかる税金のことです。
1年間の所得金額によって税金にかかるパーセント(税率)が変わります。
収入と所得の違いについて
収入と所得には明確な違いがあります。
さきほどの画像の青い部分が所得になります
天村聡生
所得には、給与所得や事業所得など種類が10種類あります。
経費について
収入を得るために必要になった出費のことを経費といいます。
たとえば、ペットボトルのジュースを150円で売るのに、商品を40円で仕入れて、冷やしておく冷蔵庫の電気代が10円かかったとすれば、経費は50円ということになります。
さきほどの画像の赤い部分が経費です
天村聡生
確定申告とは
確定申告とは、所得税を支払うための手続きのことを言います。
なぜ確定申告する必要があるの?しないとどうなる?
なぜ確定申告する必要があるかというと、納税は国民の義務だからする必要があるのです。
確定申告をすることで所得税が何円かというのが、バッチリ判明します。
自分も所得税がいくらか理解できますし、確定申告の提出先である国も金額を把握できます。
確定申告の必要があるのにしなかった場合、罰として追加で税金を支払う必要があります。
知っていてわざと確定申告をしなかった場合、「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、または、その両方」が課されることもあります。
確定申告する必要がある人
- 記事などの原稿料や講演料、せどりやアフィリエイトで所得があった人
- 会社の給与や退職金以外で合計額20万円を超える所得があった人
- 年末調整を受けていない人
- 株などで配当金をもらった人
ここに記載したのは一例です。詳しく知りたい方は、国税庁のホームページでご確認ください。
確定申告をする時期
確定申告の期間: 例年2月16日から3月15日(日曜・祝日の関係で若干の誤差あり)
上記の期間に前年分の所得を申告します。
確定申告を提出する方法は?
確定申告は3つの提出パターンがあります。
- 税務署に郵送する
- 税務署に持参する
- 電子申告システム(e-Tax)でオンライン提出する
確定申告と年末調整はどう違うの?
年末調整とは、所属する会社があなたの代わりに確定申告をすることです。
毎月の給与から所得税が天引きされているかと思います。
この天引きされた所得税、じつは会社があなたの予想年収から計算した「仮の金額」なんです。
12月の給料が確定することで、ようやくあなたの年収が判明します。
そのため、1年の所得がわかる『年末』に、保険控除などの各種控除をふまえて正規の所得税の金額を出し、毎月天引きしてた予想額と照合して『調整』します。
これが『年末調整』です。
たとえば、毎月均等に7,000円所得税が給与から天引きされたとしたら、年間で84,000円になるのですが、年末調整してみると実際は80,000円で良かったと判明した場合、4,000円が返ってきます。
年末調整した結果、「ごめん、天引きしすぎてたからお金返すね」が『還付金』
「ありゃ?所得税の支払い少なすぎた・・・もうちょっと払って!」が『徴収金』や『追徴金』と呼ばれています。
年末調整を『お金が返ってくるイベント』と思っている人は要注意ですよ
天村聡生
源泉徴収とは
源泉徴収とは、会社が予想で所得税を事前に引くことです。
「このまま行くと君の年収はたぶん400万だから、予想した結果として毎月7000円の所得税を天引きしておくねー」という仮払いの仕組みのことを源泉徴収といいます。
本来であれば、所得を得る人は全員、確定申告をする必要があるのですが、会社員の場合は源泉徴収という形で確定申告を代わりにやってくれます。
「面倒な確定申告をわざわざやってくれるなんて、うちの会社はいい会社!」なんてことを人前で言うと恥ずかしい思いをするので、気をつけてくださいね。
会社には源泉徴収の義務があるだけです
天村聡生
義務だから会社は、従業員に対して面倒な源泉徴収をやっているだけです。
クラウドワークスで確定申告が必要なケース
クラウドワークスで確定申告をする必要がある人は大きくわけて4パターンあります。
- 会社員の副業としてクラウドワークスでの年間所得(=収入-経費)が20万円を超えている場合
- 会社員の副業としてクラウドワークスでの年間所得が20万円を超えていないが、給与の年収が2000万円以上ある場合
- 会社員の副業としてクラウドワークスでの年間所得が20万円を超えていないが、2か所以上から給与の支払がある場合
- 給与所得のない(=正社員、派遣社員、パート、アルバイトをしていない)主婦や大学生で、クラウドワークスでの年間所得が38万円を超えている場合
以下のYes Noチャートで確認いただくとわかりやすいかと思います!
天村聡生
確定申告をすれば、自動的に住民税の申告もすることになります!
天村聡生
クラウドワークスでの確定申告のやり方3ステップ
クラウドワークスで稼いで確定申告が必要な人が、どうやって確定申告をすればいいのかを具体的な方法を解説していきます。
Step1: 源泉徴収の有る無しを確認する
クラウドワークスで受注できる仕事には、源泉徴収の必要がある仕事とそうでない仕事が混在しています。
クラウドソーシングというサービス自体が新しく、まだまだ法整備が完璧になっていないので、源泉徴収についても不明確な部分が多いということを覚えておいてください。
まずは、あなたが請け負っている仕事が源泉徴収の必要がある仕事か、不要な仕事かを区分していきます。
源泉徴収の必要がある仕事と必要ない仕事の区分
『原稿料』や『デザイン』などは源泉徴収をする必要があると定められています。
クラウドワークスで受注できる仕事においては、この2つが必要な仕事で、ほかの大多数は源泉徴収をする必要がない仕事となります。
「源泉徴収をする必要がある」と聞くと必ずしなければならないと思いそうですが、じつはそうではありません。
源泉徴収には、仕事を発注しているクライアントに義務があり、仕事を受ける僕たちには義務はなく選択権があります。(これはあくまでもクラウドワークスでの話です)
「クライアントに源泉徴収をしてもらう」チェックボックスの謎
仕事を受注する僕たちは、源泉徴収をするかしないかを選べる権利があるのがクラウドワークスでの仕事です。
源泉徴収の必要な『原稿作成』や『デザイン作成』の仕事には、「クライアントに源泉徴収をしてもらう」というチェックボックスが存在しています。
このボックスは、仕事を発注するクライアントが用意しなければならないため『原稿作成』や『デザイン作成』には、しっかりとこのチェックボックスがあります。
チェックボックスにチェックを入れると、源泉徴収で天引きされた金額が表示されます。
『原稿作成』や『デザイン作成』以外の仕事ではボックスがない場合がほとんどです。
個人的な意見として・・・源泉徴収しないを選ぶほうがいいと思います!
天村聡生
その理由は、4つあります。
- 源泉徴収してもらうと源泉徴収票もしくは支払調書が必要になってくるから
- 源泉徴収してもらった仕事と、してもらっていない仕事を分別・把握しておかなければいけないから
- 源泉徴収票もしくは支払調書の発行をクライアントに依頼するやりとりが必要で面倒なだけだから
- 源泉徴収にはマイナンバーが必要なことが多く、見ず知らずのクライアントに教えたくないから
Step2: 必要書類を用意する
クラウドワークスの確定申告には必要な書類が4つあります。
- 確定申告書B
- 所得の内訳書
- レシートや領収書
- 源泉徴収票もしくは支払調書
『確定申告書B』と『所得の内訳書』に関しては国税庁ホームページから作成できます。
意外と簡単ですのでご安心を
天村聡生
『レシートや領収書』は、クラウドワークスでの仕事のために買った経費のものを残しておきましょう。
たとえば、知識を増やすための本などです。
当然ですが、無関係なものを経費にするのはNGです!
天村聡生
源泉徴収票と支払調書の違い
源泉徴収をすると、すでに所得税を前払いで納税していることになります。
そのため、確定申告の際に源泉徴収で前払いした所得税がいくらあるのかを明確に税務署に伝える必要があります。
その証明となるのが「源泉徴収票」や「支払調書」で、ざっくりとした違いは以下になります。
- 源泉徴収票・・・「給与所得」の証明(会社員・アルバイトなど)
- 支払調書・・・「報酬・契約金」の証明(クラウドワークスはこちら)
支払調書の発行方法
仕事が完了してからクライアントが支払調書を発行することで、帳票メニューから支払調書が発行・印刷できるようになります。
Step3: 確定申告を記入する
国税庁の確定申告書作成コーナーの流れにそって必要事項を入力していきます。
入力の前に以下2点の注意点を確認しておきましょう。
- クラウドワークスの所得は雑所得か事業所得どちらか?
- 手数料20%は経費になるのか?
雑所得と事業所得の違い
いろいろと細かい違いはあるのですが、覚えておいてほしい違いはひとつだけです。
それは事業所得は、副業で赤字が出た場合に所得税の負担を抑えることが可能ということです。
赤字になることは考えづらいので、クラウドワークスでの仕事は雑所得としておくほうが処理が簡単なので無難です。
手数料20%は経費計上できる?
クラウドワークスに手数料として引かれる金額は経費になるのか?という疑問があるようです。
正解としては、手数料は経費になります。
確定申告する際の注意点
確定申告において間違いやすかったり、気を付けておきたい注意点を紹介していきます。
確定申告は不要でも住民税は必要
会社員の副業としてよく言われるのが20万円以下なら確定申告しなくていいから、何もしなくていいというふうに言われます。
しかし、実際には何もしなくていいわけではなく、住民税の申告をする必要はあります。
住民税はクラウドワークスでたとえ100円しか稼いでいなくても、本業以外から稼ぎがある以上、申告する必要があるので注意してください。
副業禁止の会社バレについて
確定申告で会社バレをすることはありません。
正しくは住民税でバレる確率が高いということです。
国税庁のページで確定申告書を作成する流れの中で、住民税に関する事項というのがあります。
この際、「自分で納付」という項目にチェックしておけば、会社バレする確率を低くすることができます。
マイナンバー提出は大丈夫?
確定申告にはマイナンバーを記入する必要がありますが、マイナンバーから直接会社への副業バレが起きる確率はかなり低いようです。
あくまでも確率が低いだけですので、絶対にバレないという保証はなさそうです。
まとめ:クラウドワークスでの正しい確定申告
基礎知識
- 所得税とは、所得にかかる税金のこと
- 所得=収入-(控除+経費)
- 経費とは、収入を得るために必要になった出費のこと
- 確定申告とは、所得税を支払うための手続きのこと
- 確定申告の期間: 例年2月16日から3月15日
- 確定申告の提出は「郵送」「持参」「オンライン」
- 年末調整とは、所属する会社があなたの代わりに確定申告をすること
- 源泉徴収とは、会社が予想で所得税を事前に引くこと
確定申告が必要な人
- 副業の年間所得が20万円を超えている場合
- 20万円は超えていないが、給与の年収が2000万円以上ある場合
- 20万円は超えていないが、2か所以上から給与の支払がある場合
- 主婦や大学生で、年間所得が38万円を超えている場合
確定申告のやり方3ステップ
- Step1: 源泉徴収の有る無しを確認する
- Step2: 必要書類を用意する
- Step3: 確定申告を記入する
確定申告する際の注意点
- 確定申告は不要でも住民税は必要
- 副業禁止の会社バレについて